第43回県高校芸術文化祭(芸文祭、同実行委主催)の開会行事に当たるグランドステージが10日、甲府・YCC県民文化ホールで開かれた。開催は3年ぶり。開会宣言をした、甲府南高2年の保坂一輝生徒会長は「新型コロナウイルスで制限は続く中だが、芸術や文化を通して多くの人の心を癒やし、勇気づける大会としたい」と意気込みを語った。
今回のテーマは身延山高3年笠井颯さん作の「『山梨 芸術 高校生 最高』の検索結果はこちら」。27部門に県内49校の生徒約7千人が参加し、12月4日まで県内各地で表が行われる。
グランドステージは2部構成で、生徒約350人が参加。
第1部では生徒を代表し、工業専門部の甲府工高2年山口陽太さんが開催の喜びと大会の成功を願い、あいさつした。
テーマとポスター、新部門のテーマ揮毫(きごう)の表彰があったほか、合唱専門部による合同合唱が行われた。
第2部の交流ステージでは文学、社会科学の各専門部の代表校が活動を紹介。また器楽管弦楽専門部の北杜高ギター部が演奏を披露した。
グランドステージの前には、もう一つの開会行事であるパレードも行われた。マーチングバンド・バトントワリングや吹奏楽専門部などの生徒約240人が県庁を出発し、平和通りから立正佼成会までを行進。音楽に合わせ、笑顔と元気を届けた。
山梨日日新聞 令和4年11月11日(金)より